別名”水タバコ”とも呼ばれる「シーシャ」
近年SNSなどで話題を呼んでおり、愛好家が少しずつ増えている注目のトレンドです。
シーシャの発祥は大変古いですが、近年は特に世界的に広がりを見せています。
そんなシーシャ(水タバコ)は札幌すすきのにも数多くの店舗がございます。
今回はシーシャを歴史を深堀りしてみましょう
※諸説ございます。
ここ数年で、インスタの爆発力にて急激な広がりを見せてますが、数百年以上の古い悠久の嗜好品です。
札幌すすきのヒースと紐解くシーシャの起源
水の中に煙をくぐらせるというシーシャの原型はアメリカやヨーロッパに見られない。
そもそもタバコは、北米のインディアンが好んだ嗜好品でコロンブスがアメリカ大陸からヨーロッパに伝え、大航海時代で世界中に広まったとされています。
そんな、タバコの煙をシーシャのかたちにしたのは、誰だったのでしょうか?
諸説ありますが、有力視されているのは、16世紀の医者がタバコの害を減らす事が出来ないかと考案したのが始まりとされています。
始まり方も煙を楽しみたいけど、害を抑えていきたいとしたこともあり、現在も無害ではないにしても、だいぶ抑えることが出来るとされているので、優秀なお医者さんだったようですね。
発明した医者はアブルファス=ギラニ(イラン人)がインドはムガル帝国、皇帝アクバルの時代に発明したようで、発祥の地はインドで16世紀ごろというのが、諸説のなかでも多く信じられているようです。
当時は、王宮・貴族のみに楽しまれた嗜好品ですが、インドからエチオピアやトルコに伝わったとされています。
当時は、タバコの葉が貴重であったことで、高価だったようですね。
中近東で普及した水タバコは、陶器やガラスの素材で作られ始めました。
トルコはガラスが有名な国。トルコランプは素敵ですよね。
この時点では、フレーバー(様々な味)にはなってません。
そこから200年~300年後・・・
19世紀になりエジプトでタバコにハチミツ・糖蜜を混ぜた現代のシーシャに近く原型と呼べるまでになりました。
トルコやペルシャの美しく幻想的なのボトルとエジプトで生まれたフレーバー。
永い年月をかけてきましたが、ライトアップやフルーツを入れる事で映えるシーシャはSNSの力で一気にプチブームとなっています。
日本では、東京・大阪・名古屋・横浜・そして北海道すすきのなどにたくさんのシーシャ(水タバコ)のお店が建つと共に世界中でも様々なメーカーがシーシャ産業に参入してます。
各国のシーシャの呼び方は?
シーシャ(Sheesha・shisha)
エジプトや北アフリカに用いられる呼称で「ガラス」の意味を持つ
フッカー(Hookah)
インドやパキスタンで主に用いられる名称。箱や容器を意味するフッカが由来だと推測されている。
ナルギレ(トルコ語:nargile)
トルコでの名称だが、ナルギーレ、ナルジーレ、ナルギーラ、ナルジーラなど様々な呼び方が存在する。昔はココナッツで楽しんでいたので、ココナッツが由来とされている。
ガリヤーン(ペルシア語:قليان)
現在のイランに位置する場所で用いられる名称。
マダーア(アラビア語:مداعة)
イエメンで用いられる名称。
シーシャの広がりと現状
シーシャは世界各国に広がっていますが、盛んな地域では、機器を提供してくれるメーカーさんやフレーバーを数多く提供してくれます。
最初に生まれたフレーバーは「ダブルアップル」ですが、ノンニコやノンタールの物も多い「フルーツ系」「ミント系」「甘いお菓子系」「独特な風味の香木系」など数百種類か数千種類か分からないくらい存在します。
また、フレーバーをMIXすることにより、無限の組み合わせが楽しめてしまうシーシャ。
このハイテク化が進む現代において、炭を熱し、持ち運びには不向きなほどの大きい機材で、水を入れてと吸い始めるまでも時間がかかるという、超アナログのシーシャ。
便利とはほど遠いシーシャは、もしかしたら時代に逆行しているのかもしれませんね。
20世紀に入ってからは、ネットでシーシャが一つのカルチャーとして認識されてきました。
この時に世界的に認知され人気がでましたが、21世紀になるとアメリカを始め様々な国でフレーバーや機材を研究する方が現れてきました。
好きな食べ物が、みんな違うように様々なフレーバーが登場すると人気が出て産業としてのシーシャとなっています。
札幌すすきのにシーシャ屋を構えるHE@CEでも、本物の果物を材料にしたフレーバーやお菓子系など、ノンニコもたくさん取り揃えております。
機材に至っても、たくさん調べて工業大国でもあるドイツのメーカーを取り揃える事になりました。
精度が良い機器を使用する事で、上質な煙を堪能する事が出来ますよ。
機材の精度や品質の向上・様々なフレーバーの登場があるものの
シーシャとしての文化はほとんど変わらずに、世界にそして札幌すすきのにも広がりました。
シーシャを囲みコミュニケーションの一つのツールとなっています。
シーシャは「嗜好品」という言葉だけでは語れない魅力があふれていますね。